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~こころをもっとシンプルに~

【入院】②治療について

治療方針は抗生物質の点滴治療でするということだった。

【治療前の状態
この時点での私の体調は、38度台の熱があったからだるさはあったものの咳はあまり出ていない状態。2回気持ち悪くて吐いてしまったことがあった。食欲はあまりなく血液の炎症を表す数値のCRPはまだ23近くもあった。

先生が主人に治療方針を説明するということだったけど、タイミングが合わず話せなかったからご家族にお伝えくださいねというようなことを言われた。
少し経ってから治療を始めたとLINEで伝えたら、今話せるからと言うことで先生から説明してもらいたいと頼んだら、主人が「点滴をやめてください」と言ったそうで、LINEにその点滴は「レムデシビル」だからやめてくれるように頼んだよ、という文字が。

え?=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇) 〣

まさかのレムデシビル( 先生はベクルリーと言っていた)・・・先生は家族からの停止の依頼があったけど私がやめるという同意がなければ点滴を止められないからどうしますか?と。

実は以前からコロナに感染した場合、治療の選択肢としては絶対外しておきたいと主人と話し合ってたから、即答で止めてくださいとお願いした。点滴には生理食塩水の文字が大きく目立つ感じのパッケージになってたから、これが抗生物質なのかな?とは思ってた。点滴の時間は1時間くらいで、ちょうど半分来たところでストップしたけど半量は体に入っちゃったよ、どうしようって思った。il||li (OдO`) il||li

先生は患者さんの意思を尊重します、と言ってくれたから無理強いしてくることは全くなかった。ただもしこのまま悪化してしまった場合、医療に問題があったということになりあくまでも患者の意思で病院には責任を問いません、という書類にサインをしてほしいとのことでサインした。翌日も先生が来て、様子を聞いてくれたのだけどやっぱりベクルリーの方が改善する可能性が高いという話だった。

病院の都合というよりは、患者を助けたいという想いの方が強い人だなというのはすごく伝わって来た。担当医は2人の組み合わせだったみたいで、ふたりとも同じように親身に話をしてくれた。
患者は使ってほしくない薬がある、でも医療の立場からすると救える可能性があるのに、という合い入れない部分を強く感じて立場が違えばそうなのだなと思った。

私が拒否してから通常の肺炎に使われる抗生物質の方で様子を見るということになって、入院してから2日置きに血液検査と胸部レントゲンと尿検査の3つをしていくとの事で、血液検査を受けたら殆ど改善されてないことが分かった。(入院時22.78⇒2日後22.13)

先生がまたふたりで来て、内一人の先生がこのまま重症化してもやはり使わないですか?、「それで本当にいいんですか」と。

この先生の言葉に私はなぜかとても重大なことを選択しなければいけないという感覚になった。胸にドーンと響いた。衝撃が走るって感覚。
本当に治るのか・・・?このまま悪化して葬式とか嫌だ、ありえない・・・。
でももし色々と言われてることを見聞きしてたように、腎臓透析になるような副作用が出たら何のために治療を受けたのか分からないと思ったから、後悔先に立たず、でも治りたいという複雑な板挟み状態だった。先生にはもう一度家族と話してみますと返事した。

主人と数値が全然改善されてないこと、このまま悪化した場合のことを思うと選択枝に拒否した治療法を見直すことを入れてもいいのではないか・・・ということを話し合った。この時にイベルメクチンとか他の効果があると言われてた治療薬が思い浮かばなかった。あれだけ以前から調べてたのに・・・って後から思った。

その時は今どうするのか、ということで頭がいっぱいで考えが浮かばない状態だった。
体調不良の時って冷静な判断力を失いがちなのかもしれない。拒否した点滴で腎臓透析になる確率は1万人に1人と言われているそうなのだけど(先生からも説明があった)、日頃当たりくじにもかすらない人ほど、そんな時に限って引きが良いってことよくあるからそれが怖かった。

私の出した答えは「受ける」だった。固定観念を捨ててやってみる、しかないのかもしれないとこの時はそう思ってしまった。主人も納得できる安心が感じられないし、とても複雑な心境だったと思う。
一度拒否した治療法を再開して貰うように先生に伝えた。(退院してからSNSで投稿されてるベクルリーに関することがものすごく酷い内容で、大丈夫か私・・・il||li (OдO`) il||liって思った)
これが誰か他の人の話なら、こういう記事を読んだら私はきっと「うわっあり得ない、何で打つかな・・・」って思ってたと思う。(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇) 

先生は点滴についてこんな風に話してくれた。
この薬が出て来て使い始めた時は、確かに腎臓透析になってしまった患者さんがいましたし、最初の頃はひどい状態でした、と。でも今は体に殆ど残らないと思います。別物だと思ってもらっていいと思います、受けた人は回復されていましたと。もちろん肝臓、腎臓の数値を見ながら投与をするとのことだった。

アビガンも使ったことはあったが、いまいちモヤッとしてはっきりした結果が得られなかったような事を言ってた。この薬はコロナウイルスをころすものだと言ってた。

この治療を受け入れたことで先生は、実はこのままだと重症化する可能性が高くて(血液の炎症反応がひどい)みんなで心配していました。受け入れてくれてこれで安心できると思うし(安心できる結果になる可能性が高い)、そして先生も(救いたいと思ってたから)安心しましたと言ってくれた。

こうして点滴を停止して2日後に拒否した点滴を再開することになった。
(※投与は5日間で1セット、効果がなければ更に1セット(5日間)延長する場合もある)

【入院】③入院中の検査…につづく