Simple life with...

~こころをもっとシンプルに~

【夫婦】⑦気付けたこと、学べたこと


セックスレスを体験して気付けたこと、学べたことをまとめてみた。

セックスレスを解消・乗り越えるというのは、とてもハードルの高いものだと感じた。
レスのレの字も悩みがない人も世の中にはいるのに、どうしてこういうことを経験しなければいけないのか、いけなかったのか、ということが浮かんでくる。

バツ1になる前の結婚生活でも同じことがあって、それが時を経てまた体験することになった。単純に嫌だったこと、とは片付けられない壁をやっと乗り越えられたと今は感じる。

  • 必ず相手があるということ
    自分の思いだけを押し付け、相手を追い詰めていた。
    相手の気持ちを尊重すること。
    セックスレスを通じて、日常の他の人とも多々ある相手の嫌がること、相手が望んでいないことをしてはいけないということに通じていたのだということにたどり着いた。

  • 待つことの大切さ
    相手には相手のペースがあるから焦らず、待つ思いやりを持つ。
    自分の想いだけを優先して気持ちを伝えることが、相手の心を追い詰めてしまうことになる。待つ、ということで忍耐力を学べたと思う。

  • 理解すること
    苦しいのは自分だけではないということ。
    相手の悩みに寄りそう気持ち。
    相手にもそれ相当の理由があってそうなっていることを分かろうとする気持ちが大切だと思った。
  • 冷静な視点を持つ
    セックスレスになったことで、これはどんな意味があるのか、なぜこういうことが起こって来たのか、自分を見つめ直すきかっけにする。
    どうして?だけではなく、何かを学ぶためだと仮定したら一体何を?ということに注目してみた。
  • 絆を育むこと
    愛情表現は体だけじゃなかった。
    体を使わなくても、心と心が繋がることが大切だと学んだ。

  • 愛されなくても愛すことの大切さ
    願いは叶わなくてもいい。
    体で愛し合えないという現実を受け止めて、受け入れて、もし主人が思うような仕事に就けたり、元気な気持ちで生きていくことができるのならそれを応援したい、この想いをそれに使いたい。
    一生もうできなくても、しなくてもいいと思えた。体じゃなく、心(中身)こそが大切だと思えた。

  • 感謝を数えて乗り越える
    これまでに主人からしてもらったこと、愛されていることを思い出し、ふと辛くなることがあってもそうして乗り越えていこうと思えた。
    必ず見えないけど深い意味があって、辛いことや切ないことが起こって来るのだと思えた。
    セックスレスは私が成長するために必要なことで、それを主人が教えてくれたのだと思うと感謝の気持ちで胸がいっぱいになる。

    今は落ち着いて上から見渡すような気持ちになれてるのが嬉しくもあるし、その時の気持ちを思い出すとちょっと切ない気持ちにもなるけど、でも、それでもやっぱり主人が大好き。その気持ちが心の真ん中にあるから、これでいいんだと思える。

    ~今後のこと~

    冷蔵庫のコンドームの期限が来たら、もう買い足しはしなくてもいいかなと思ってる。
    子宮筋腫があって、閉経後に何も問題ないか手術するかどうか、これから先流れが変わると思う。

    4月に退院後に撮ったCTスキャンの画像を見て、担当医からも大体の説明を一緒に聞いたから、主人は私の体に無理がかからないように考えるだろうと思うし、もし手術ってことになったら余計にその機会は遠のくかなというのも、買い足さない理由の一つになる。

    そして期限と共に、本当にセックスレスで色々と思いを巡らせてたことも、物質的に箱を捨てることで「終わったんだ」と思えるし、その確認?卒業?にもなるのかもしれない。
    主人からしたら、勝手に終わらせるの?と思う?かもしれないけど、それは私にも主人にも分からないことだろうと思う。
    使用期限が来た時に買うかどうかの相談を持ち掛けることで、主人の心にまた負担をかけてしまうかもしれないし、期限が切れたら捨てるしかないのだから、これ以上無理をして形を作ろうとしなくても良いんじゃないかなと思ったから。

    そして、それから先は体よりも心を大切にしていく方に意識を持っていたいから。体よりも大切なことがある。そう信じていきたい。

    【夫婦】⑧一緒に生きること…につづく(①~⑧まであります)